アメリカ大陸横断日記7 後編 | 320のブログ

アメリカ大陸横断日記7 後編

昨日、所属していた野球サークルの追いコンがあった。

これでサークル活動も終わり、そして卒業がより現実的になって、めちゃめちゃ寂しかった。けど、俺はこの仲間と野球して、飲んで、はっちゃけて、Pとか分け分からん言葉を発しまくったりした4年間、すげー楽しかったし、これからもこの仲間を大切にしていきたいと改めて思った。

俺が偶然にもナカに出会ってバッファローに入れたことを、本当にうれしく思ってる。そしてみんなに出会えてよかったわ。

思い出すといろんなことがありすぎて、書けません。でも、感謝の気持ちでいっぱいです。それだけをここに記しておきます。




では、話はころっと変わって、アメリカ大陸横断日記7後半へ。(長いし超暇人のみ読む権利があります。)


前回の続き。

メキシコに入ると、空気ががらっと変わった気がした。こういうと説得力はないけど、体がそう感じたのだ。

橋を降りると、出口にはなにやらメキシコ人らしき人が待ち伏せていて、早速僕たちに声を掛けてきた。

piekav;irnprekf:pameoginf;voa!!!!

何を言っているのか分からない。スペイン語か。。。

頼もしいことにNが、スペイン語を履修していたので、しゃべってもらうと、あるおっさんが食いついてきた。

僕たちはタコスを食べたいのだと、伝えると、おっさんは自分の息子らしき少年を大きな声で呼び寄せて、僕たちを案内させるように伝えたようだ。

少年の名前は、、、忘れた。汚い服をきているが、元気がよく一生懸命僕たちに話をしてくれた。そして、自己紹介もして握手した。

この少年が、変なとこに連れて行くのではないかと思ったが、にこやかな顔で話しかけてくるし、こんな経験が始めての僕には、ちょっと不安な面もあった。しかし、少年は、僕たちをタコス屋のまえまで連れてってくれた。

到着すると、ここだよって顔して僕たちを見つめるが、特にお金を要求する素振りもない。本当に善意でやってくれたのかなっと、少年を信じた。

そして、少年と記念撮影。

少年は笑顔で僕たちと接してくれた。たった5分くらいの交流だったけれども、この5分は僕にとって貴重な思い出となった。

メキシコの少年

そして、本当に感謝の気持ちで包まれた僕たちは、気持ちとして少年にチップを与えた。1ドルだけど…笑

タコス屋に入ると、店内にいる人の視線が気になった。どこのまわしもんだ!!って感じで僕たちを見てくる。でも、腹ペコだった僕たちは、そんなこともお構いなしに、問い合えずタコスを注文。

タコスは直径10センチくらいの皮に肉が置かれて出てくる。そして、お好みでトッピングをするという感じだ。トッピングの具は何かよく分からないものであったが、タレをつけて食べると、ピリッとした辛口味に食べ応えのある肉、そして、本場の皮があって、今まで食べてきたどのタコスよりもおいしかった。

腹ペコだった僕たちはタコスをもう1セット頼み、さらにハンバーガーも頼んだ。お店の人も頼みすぎだろ!!という感じだったが、あまりにも美味しそうに食べる2人を見てか、こちらを向いて微笑んでくださり、その瞬間、言葉の壁を少し越えた気がした。

ただでさえ、食いしん坊な僕たちが腹ペコだったんだし、笑われても当然だったのかもしれない。

タコスを食べ終わると、名残惜しかったが、メキシコが本来の目的ではないので、アメリカに戻ることにした。

25セント払ってはしに入り、国境を越えるが、今度はそう簡単には入れない。アメリカに入るにはチェックを受けなければならなかった。混んでたので、税関を2手に分かれて並び、Nのほうはすぐに通してもらえたようだが、僕のほうの税関は、ちょっと中へ来てくれと言った。

どうやら、横断と、メキシコに入る変な旅がひっかかったみたいだ。あと、パスポートの残存日数についても喋っていた。

なんとか、通してもらえてエルパソに戻ることができた。

ゆっくりしたせいか、かなり時間が過ぎてしまっていた。なるべくツーソンまで行きたかったが、日が沈む前に、ホワイトサンズ国定公園に寄って行きたかった。

エルパソを出たところで、テキサスの観光案内所に入り、ホワイトサンズまでの最短ルートを聞いてから出発。テキサス州エルパソが最西端の町なので、長かったテキサスに別れを告げた。

ホワイトサンズに急いで向うが、無情にも太陽はどんどんと傾いてくる。日のあるうちにたどり着けるか??と思いながらも車を走らせる。

途中、検問らしきものに停めさせられ、チェックを受けるがなんなくクリア。初めての検問にちょっとちびった。

さらに走り続けると、乾燥した砂漠地帯のなかに、白い雪のような地面が広がってきた。

そう、ホワイトサンズ国定公園とは、その名の通り、白い砂漠地帯なのである。

国定公園の駐車場に車を停めて、あたりを見回すと、夕焼けがとてもキレイで、大地から突然隆起しただろうと思える高さ50メートルもある赤褐色のイワを照らし、あたりを幻想的な光景にしていた。

駐車場で見た夕日

それだけで、僕は感動してしまったが、時間がないのですぐに入場口に入ると、もう5分くらいでゲートがしまるというので、急いですすみ、なんとか国定公園に入ることができた。マジでぎりぎりだった。

公園内は車で移動できるので、白い砂漠の中に通る道を車で突き進んだ。

ある程度進んだところに車を置けるスペースがあったので、停めて砂漠の上を歩いてみる。

感動だった。

白い砂に打ち付ける夕日は砂漠をオレンジ色に染めた。なんで、こんないろになるんだ!!!!!!って、叫びたくなるくらい、神秘的だった。

ホワイトサンズの夕日

ホワイトサンズ国定公園を、日が落ちるまで堪能してから、僕たちは同じ道を引き返し、西へ向った。

途中、山越えをしたとき、下りの坂で見れた夜景はキレイだった。Nにも見せてあげたかったが、残念ながら気持ちよく寝てたから、起こさなかった。

1時間半くらい走ってから、運転をNと交代して、今度は僕が眠ることにした。この旅、初めて、お互いに睡眠をとることにした。やはり、夜の運転は予想以上に疲れる。

仮眠の予定がかなり眠ってしまい、気付いたら、ニューメキシコ州のローズバーグ(Lordsburg)という町に着いていた。この日は、なんとかインターネットと洗濯をしたかったので、若干高かったけれども、前回も泊まったモーテルの会社である、Best Western に泊まることにした。

しかし、インターネットは使えなかった。繋ぐところはあったが、パソコンは自分で用意しろということだった。とりあえず、洗濯機だけ回し、近くのマックで夕食の買出しをした。僕は、さすがに夜マックは嫌だったのでサラダを頼むがあまり安くなく、4ドルちょっとした。

夕食をとり、洗濯場に行こうとすると、途中でくそでかいイヌに出会った。アメリカはイヌもでかいんかい!!!

あまりにもでかく、殺気を感じたので見つからないように、こそこそと洗濯場へ。何でこんなことせなあかんのや!!怒

こうして洗濯を終えて、僕たちは今日も死んだように寝た。